有資格者の配置が求められるデイケア

デイケアではさまざまな仕事が行われていて、それぞれの分野における有資格者が活躍しています。適切なサービスを提供するために、デイケア事業者は施設ごとの規模に沿って、医師のほかに異なる資格を持つ人員を配置しなければなりません。

配置が求められる有資格者もしくは従事者の種類としては、言語聴覚士や看護師、作業療法士、理学療法士、准看護師、介護職員が挙げられます。その人数は、利用者の数とリハビリ単位によって変わってきます。具体的には、利用者人数が10人以下であれば、専属として仕事をする従事者を1名以上配置することになっています。リハビリ単位ごとに利用者人数が10人を超える場合については、利用者数を10分の1にした人数を配置します。つまり、利用者人数が30人いるのであれば、3人の専属従事者を配置します。

しかも、リハビリの専門家である作業療法士や理学療法士、言語聴覚士、もしくはこれらの仕事について1年以上の実務経験を持つ看護師を、常勤換算法と呼ばれる計算で0.1人以上配置することが求められます。つまり、有資格者がデイケアでは配置される必要があるということです。

このようにデイケアでは、医師のほかにもリハビリに専属で関わる有資格者の配置が求められているため、施設としても人員配置に苦労することがあります。有資格者のニーズが高く、多くの施設で確保のために人材募集をしていることが多いのも当然と言えるでしょう。